ユニバーサルホームの全館空調を検討しているけれど、実際の評判や価格、デメリットはないのか気になっていませんか。
家全体の温度を快適に保つ全館空調は非常に魅力的ですが、導入費用や電気代、後悔する点がないかなど、不安な部分も多いと思います。
特に、ユニバーサルホーム独自のC2空調や標準装備である地熱床システムとの連携について、詳しく知りたい方もいるでしょう。
また、日々の掃除やメンテナンスの手間、長期的なコストパフォーマンスも重要な判断材料になりますね。
この記事では、ユニバーサルホームの全館空調に関する様々な疑問に答えるため、導入のメリットからデメリット、実際の評判、価格、気になる電気代、そして後悔しないためのポイントまで、詳しく解説していきます。
- ユニバーサルホームの全館空調の具体的な価格やオプション費用
- 導入後に後悔しないためのデメリットと対策
- 実際の評判からわかるメリット・デメリット
- 気になる電気代と省エネ性能の実態
- C2空調の掃除やメンテナンス方法
- 標準装備の地熱床システムとの関係性
- 他のハウスメーカーの全館空調との比較ポイント
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ユニバーサルホームの全館空調の評判とデメリット
- オプション追加で後悔しないための価格
- 気になる電気代と省エネ性能
- C2空調の掃除とメンテナンス方法
- 標準装備の地熱床システムとの違い
- ネットでの評判から見るメリット
オプション追加で後悔しないための価格
ユニバーサルホームの全館空調を検討する際、最も気になる点の一つが価格ではないでしょうか。
初期導入費用はもちろん、将来的に発生するオプション追加の可能性や、それにかかる費用を正確に把握しておくことは、後悔しない家づくりのために不可欠です。
まず、ユニバーサルホームの全館空調システム「まるっと空調」の基本的な導入費用についてですが、これは建物の坪数や間取りによって変動します。
一般的に、全館空調システムの導入費用は200万円から300万円程度が相場と言われていますが、ユニバーサルホームの場合は市販の壁掛けエアコンを熱源として利用するC2空調を採用しているため、比較的コストを抑えやすいという特徴があります。
しかし、これはあくまで基本的なシステムの価格です。
より快適な住環境を求めてオプションを追加する場合、当然ながら費用は加算されていきます。
例えば、加湿機能や空気清浄機能の強化、あるいは特定の部屋だけ温度設定を細かく変えたいといった要望に応えるためのゾーンコントロール機能などがオプションとして考えられます。
これらのオプションは一つひとつが数十万円単位になることも珍しくなく、気づけば総額が大きく膨れ上がっていたというケースも少なくありません。
後悔しないためには、契約前に「何が標準で何がオプションなのか」を徹底的に確認することが重要です。
設計担当者との打ち合わせの際には、自分たちのライフスタイルを具体的に伝え、どのような機能が必要で、そのためにはどのオプションを追加する必要があるのか、そしてその場合の詳細な見積もりを必ず取得しましょう。
また、複数のオプションを検討している場合は、優先順位を決めておくことも大切です。
予算には限りがあるため、すべての要望を叶えることは難しいかもしれません。
「これだけは譲れない」という機能を明確にしておくことで、賢い取捨選択が可能になります。
さらに、初期費用だけでなく、長期的な視点を持つことも忘れてはなりません。
オプション機能によっては、将来的なメンテナンス費用や交換費用が高額になる可能性もあります。
その点も踏まえて、トータルコストで判断することが、満足度の高い家づくりに繋がるでしょう。
気になる電気代と省エネ性能
全館空調を導入する上で、初期費用と並んで大きな関心事となるのが、月々のランニングコスト、特に電気代です。
「24時間365日、家中の空調を稼働させ続けるなんて、電気代がとんでもないことになるのでは」と心配になるのは当然のことでしょう。
しかし、ユニバーサルホームの全館空調は、高い省エネ性能を実現するための工夫が随所に施されています。
その中心となるのが、標準装備である「地熱床システム」と、第一種換気でありながら熱交換を行う「全熱交換型換気システム」の存在です。
地熱床システムは、年間を通して温度変化が少ない地中の熱を利用して、夏はひんやりと、冬はほんのりと暖かい基礎を実現します。
これにより、冷暖房の負荷を大幅に軽減することができるのです。
夏場の猛暑日でも、地熱によって冷やされた基礎が家全体をクールダウンさせ、エアコンの稼働を最小限に抑えます。
冬場はその逆で、地熱の保温効果が働き、少ないエネルギーで家中を暖めることが可能となります。
さらに、全熱交換型換気システムも電気代の削減に大きく貢献します。
このシステムは、室内の汚れた空気を排出し、新鮮な外気を取り入れる際に、排出する空気から熱と湿度を回収し、取り入れる外気に移すという仕組みです。
つまり、夏であれば冷房で涼しくなった室内の空気の「冷たさ」を回収し、蒸し暑い外気を冷やしてから室内に取り込みます。
冬はその逆で、暖房で暖まった空気の「暖かさ」を利用して、冷たい外気を暖めてから取り入れます。
この熱交換によって、冷暖房のエネルギーロスを最小限に抑え、結果として電気代の節約に繋がるというわけです。
これらのシステムに加えて、ユニバーサルホームの建物自体が持つ高い気密性と断熱性も、省エネ性能を高める重要な要素です。
魔法瓶のように外気の影響を受けにくい構造になっているため、一度快適な室温になれば、それを長時間維持することができます。
もちろん、電気代は建物の大きさや家族構成、ライフスタイル、そしてお住まいの地域の気候によって変動します。
しかし、複数の部屋で個別にエアコンを使用する場合と比較して、家全体を効率よく空調できる全館空調の方が、トータルの電気代は安くなるケースも多いと言われています。
ユニバーサルホームのオーナーからの評判を調べてみると、「思ったよりも電気代が安くて驚いた」「家中どこにいても快適なのに、光熱費は以前の住まいより下がった」といった声も少なくありません。
ただし、快適さのあまり設定温度を極端にしたり、窓を開けっ放しにしたりすると、当然電気代は高くなります。
省エネ性能を最大限に活かすためには、適切な温度設定や運用を心がけることも大切です。
C2空調の掃除とメンテナンス方法
ユニバーサルホームの全館空調「まるっと空調」で採用されているC2空調は、そのメンテナンスのしやすさも大きな特徴の一つです。
全館空調と聞くと、天井裏や壁の中に複雑な機械が埋め込まれていて、掃除やメンテナンスが大変そう、専門業者に頼まないと何もできなそう、といったイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、C2空調の熱源は、私たちが普段から見慣れている一般的な「壁掛けエアコン」です。
これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
まず、日常的な掃除についてです。
C2空調の心臓部であるエアコン本体は、小屋裏などのメンテナンススペースに設置されています。
そのため、フィルターの掃除は、脚立などを使ってそのスペースにアクセスし、通常の壁掛けエアコンと同じ要領で行うことができます。
フィルターを取り外してホコリを掃除機で吸い取る、あるいは水洗いするといった作業は、専門的な知識がなくても自分で行うことが可能です。
メーカーは2週間に1回程度のフィルター掃除を推奨していますが、これを定期的に行うことで、エアコンの性能を維持し、カビの発生を抑制し、電気代の節約にも繋がります。
次に、定期的なメンテナンスについてです。
一般的な全館空調システムは、専用の特殊な機械を使用していることが多く、数年に一度の専門業者による有料メンテナンスが必須となるケースがほとんどです。
その費用も決して安くはありません。
一方で、C2空調は市販のエアコンを使用しているため、通常のエアコンクリーニング業者に依頼することができます。
内部のファンや熱交換器の洗浄など、自分では難しい部分のクリーニングも、比較的リーズナブルな価格で実施可能です。
そして、最も重要なのが故障時の対応です。
専用設計の全館空調システムが故障した場合、部品の取り寄せに時間がかかったり、修理費用が高額になったりするリスクがあります。
最悪の場合、家全体の冷暖房がストップしてしまうため、生活への影響は計り知れません。
その点、C2空調であれば、万が一エアコン本体が故障しても、市販されている同等機種に交換することが可能です。
家電量販店などで手軽に入手でき、交換作業も一般的なエアコン設置業者に依頼できるため、迅速かつ比較的安価に復旧させることができます。
この「いざという時のリスクヘッジ」ができる点は、C2空調が持つ大きなアドバンテージと言えるでしょう。
このように、ユニバーサルホームの全館空調は、日常の掃除から定期メンテナンス、そして万が一の故障に至るまで、オーナー自身が管理しやすく、かつ経済的な負担も少ない、非常に合理的なシステムなのです。
標準装備の地熱床システムとの違い
ユニバーサルホームの家づくりを語る上で欠かせないのが、独自の基礎工法である「地熱床システム」です。
そして、この地熱床システムと全館空調は、それぞれが独立したものでありながら、相互に連携し合うことで、他社にはない圧倒的な快適性を生み出しています。
両者の違いと関係性を理解することは、ユニバーサルホームの住み心地の秘密を解き明かす鍵となります。
まず、「地熱床システム」についてですが、これは冷暖房設備ではありません。
これは地面と床下の間に砂利を敷き詰め、コンクリートで密閉することで、一年を通して温度が安定している地中の熱(地熱)を有効活用する基礎工法です。
夏は天然の冷気、冬は自然な暖気として、床下から家全体を優しく包み込みます。
これにより、夏場の床のひんやり感や、冬場の底冷えを大幅に和らげる効果があります。
つまり、地熱床システムは、家全体の温熱環境の「土台」を整える役割を担っているのです。
一方、「ユニバーサルホームの全館空調(まるっと空調)」は、その土台の上に、より積極的な温度コントロールを加えるための「設備」です。
小屋裏に設置された一台のエアコン(C2空調)で冷暖房を行い、その空気をダクトを通じて家中の各部屋に送り届け、室温を均一に保ちます。
この二つのシステムの関係性は、まさに「縁の下の力持ち」と「主役」のようなものです。
地熱床システムが、冷暖房の過度な負荷を軽減する下地を作ってくれるおかげで、全館空調のエアコンは最小限のエネルギーで効率的に稼働することができます。
例えば、真夏に外気が35℃あっても、地熱床システムのおかげで家の中の基礎温度は25℃程度に保たれているかもしれません。
そうなれば、エアコンは35℃からではなく、25℃から室内を冷やせば良いため、消費電力を大幅に抑えることができるのです。
冬も同様で、外が氷点下でも、地熱のおかげで家の中はほんのり暖かい状態からスタートできます。
これが、ユニバーサルホームの全館空調が省エネでありながら高い快適性を誇る最大の理由です。
地熱床システムは標準装備ですが、全館空調はオプション扱いとなります。
しかし、この二つを組み合わせることで、それぞれのメリットが最大限に引き出され、まさに「1+1=2以上」の効果が生まれます。
地熱床システムだけでも一定の快適さは得られますが、そこに全館空調が加わることで、家中どこにいても温度差のない、ストレスフリーな理想の温熱環境が完成するのです。
ユニバーサルホームを検討する際は、この二つのシステムをセットで考えることを強くお勧めします。
ネットでの評判から見るメリット
ユニバーサルホームの全館空調を実際に導入したオーナーたちは、どのような点にメリットを感じているのでしょうか。
インターネット上の口コミや評判を分析すると、いくつかの共通したポジティブな意見が見えてきます。
最も多く聞かれる声は、やはり「家中どこにいても快適」という点です。
夏は玄関を入った瞬間から涼しく、冬は朝起きた時から暖かい。
リビングはもちろん、廊下や洗面所、トイレに至るまで温度差がほとんどないため、ヒートショックのリスクを大幅に軽減できるという安心感は、特に高齢者や小さなお子様がいる家庭にとって大きなメリットとなっています。
「冬場にお風呂に入る前の憂鬱さがなくなった」「夜中にトイレに起きるのが苦にならなくなった」といった具体的な体験談は、全館空調がもたらす生活の質の向上を如実に示しています。
次に、室内干しがよく乾くという点も、多くのオーナーが挙げるメリットです。
全館空調は家全体の空気を常に循環させているため、部屋干し特有の生乾き臭が発生しにくく、梅雨の時期や花粉の季節でも洗濯物を気にせず室内に干すことができます。
これは、共働きで日中洗濯物を取り込めない家庭や、防犯上の理由で外に干したくないという家庭にとって、非常に嬉しいポイントでしょう。
また、デザイン性の高さも評価されています。
各部屋にエアコンの室内機を設置する必要がないため、壁がすっきりしてインテリアの自由度が高まります。
おしゃれな空間づくりにこだわりたい方にとって、無骨なエアコンが視界に入らないことの価値は計り知れません。
吹き出し口も天井や壁に目立たないように設置されるため、洗練された開放的な空間を演出できます。
さらに、意外なメリットとして「ペットが快適に過ごせる」という声もあります。
特に、温度管理が重要な犬や猫などのペットを飼っている家庭では、留守中も家全体が快適な温度に保たれるため、安心して外出できるという声が多く聞かれます。
夏場の熱中症や冬場の寒さから大切なペットを守ることができるのは、飼い主にとって大きな安心材料です。
これらの評判から見えてくるのは、ユニバーサルホームの全館空調が単なる冷暖房設備ではなく、家族全員(ペットも含む)の健康と快適な暮らしを支え、日々の家事のストレスを軽減し、さらには住まいの美観まで高めてくれる、非常に付加価値の高いシステムであるということです。
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ユニバーサルホームの全館空調の仕組みと特徴
- 故障しにくい?市販エアコン利用のC2空調
- 全熱交換による換気とカビ対策
- 他のハウスメーカーとの比較ポイント
- 快適な室内環境を実現する仕組み
- ユニバーサルホームの全館空調を選ぶべきか
故障しにくい?市販エアコン利用のC2空調
ユニバーサルホームの全館空調システム「まるっと空調」が、他の多くのハウスメーカーが提供する全館空調と一線を画す最大の特徴、それが「C2空調」の採用です。
これは、熱源として特殊な専用機械ではなく、パナソニック製などのごく一般的な市販の壁掛けエアコンを利用する、という画期的な発想に基づいています。
この選択が、故障のリスクやメンテナンス性において、ユーザーに計り知れないメリットをもたらしているのです。
まず、故障のしにくさという点について考えてみましょう。
市販のエアコンは、世界中の過酷な環境でテストされ、大量生産を通じて技術が磨き上げられてきた、非常に完成度の高い製品です。
技術的な信頼性が極めて高く、そもそも故障しにくいという大前提があります。
一方で、ハウスメーカー独自の専用設計された全館空調システムは、生産台数が限られるため、市販品ほどの成熟度や信頼性を確保するのが難しい側面もあります。
しかし、どんな機械でも永遠に壊れないということはありえません。
重要なのは、万が一故障した際の対応です。
ここに、C2空調の真価があります。
もし、専用設計のシステムが故障した場合、そのメーカーのサービス部門に修理を依頼するしかありません。
部品が特殊なため在庫がなく、取り寄せに数週間かかったり、修理費用が数十万円と高額になったりするケースも考えられます。
その間、家全体の冷暖房が停止してしまうため、夏や冬であれば生活に深刻な支障をきたします。
それに対して、C2空調の熱源である壁掛けエアコンが故障した場合はどうでしょうか。
答えは非常にシンプルです。
近所の家電量販店で新しいエアコンを購入し、街の電気屋さんに交換を依頼すればよいのです。
市販品なので在庫も豊富ですし、価格もオープンで、複数の業者から相見積もりを取ることさえ可能です。
早ければ即日、遅くとも数日中には復旧できるでしょう。
この復旧の速さと費用の透明性は、家に長く住み続ける上での絶大な安心感に繋がります。
住宅設備は10年、15年と使用していく中で、いつかは故障や寿命が訪れます。
その時に、メーカーに縛られることなく、自分で自由に、かつ迅速・安価に対応できるという選択肢があることは、C2空調が持つ他にはない大きなアドバンテージなのです。
故障しにくいという信頼性に加え、万が一の際の優れたリカバリー能力も兼ね備えているからこそ、ユニバーサルホームの全館空調は多くの人に選ばれています。
全熱交換による換気とカビ対策
快適な室内環境を維持するためには、温度や湿度だけでなく、「空気の質」も非常に重要です。
現在の住宅は、冷暖房効率を高めるために高い気密性が求められており、その結果、計画的な換気が法律で義務付けられています。
ユニバーサルホームでは、この換気システムとして「全熱交換型換気システム」を採用しており、これが全館空調と連携することで、空気の質を保ちながらカビ対策にも大きな効果を発揮します。
換気システムには大きく分けて「第一種換気」と「第三種換気」があります。
第三種換気は、排気はファンで強制的に行い、給気は自然に任せる方式で、コストが安い反面、外の空気がそのまま室内に入ってきてしまうというデメリットがあります。
つまり、夏は熱い空気、冬は冷たい空気が直接入ってくるため、せっかく快適に保った室温が乱され、冷暖房の効率が落ちてしまうのです。
一方で、ユニバーサルホームが採用する第一種換気は、給気も排気もファンで強制的に行う方式です。
さらに「全熱交換型」である点がポイントです。
これは、前述の通り、汚れた室内空気を排出する際に、その空気が持つ「熱(温度)」と「湿気」を回収し、新しく取り込む外気に移してから室内に供給する仕組みです。
この働きにより、以下のようなメリットが生まれます。
- 省エネ効果:冷暖房で快適になった室温を損なうことなく換気ができるため、エネルギーロスが少なく、電気代の節約に繋がります。
- 快適性の維持:外の暑さや寒さの影響を最小限に抑えながら新鮮な空気を取り込めるため、室内の快適な温度をキープできます。
- 湿度コントロール:夏は外のジメジメした空気を除湿し、冬は室内の乾燥しすぎた空気に潤いを戻しながら換気するため、一年を通して快適な湿度を保ちやすくなります。
そして、この湿度コントロール機能が、カビ対策において非常に重要な役割を果たします。
カビは、温度・湿度・栄養(ホコリなど)の3つの条件が揃うと発生しやすくなりますが、特に多湿な環境を好みます。
全熱交換型換気システムによって家全体の湿度が適切にコントロールされ、空気が常に循環しているため、湿気が一箇所に滞留することがありません。
これにより、結露の発生が抑制され、カビの温床となりやすい押入れやクローゼット、窓際などの環境を大幅に改善することができるのです。
ユニバーサルホームの全館空調は、単に家を涼しくしたり暖かくしたりするだけではありません。
この優れた換気システムと連携することで、目に見えない空気の質を高め、アレルギーの原因ともなるカビやダニの発生を抑制し、家族が健康に暮らせる住環境を実現しているのです。
他のハウスメーカーとの比較ポイント
全館空調システムは、今や多くのハウスメーカーが主力商品として提供しており、それぞれに独自の特徴や技術があります。
ユニバーサルホームの全館空調を検討する際には、他社のシステムと比較することで、そのメリット・デメリットがより明確になります。
ここでは、比較する際に着目すべきいくつかの重要なポイントを解説します。
熱源(心臓部)の違い
これが最も大きな比較ポイントです。
ユニバーサルホームは前述の通り、市販の壁掛けエアコンを熱源とする「C2空調」です。
一方で、多くの他社システムは、天井裏などに設置する業務用の大型エアコンや、メーカーが独自に開発した専用の空調ユニットを採用しています。
ユニバーサルホーム(C2空調) | 他社(専用ユニット型) | |
---|---|---|
初期費用 | 比較的安価 | 高価になる傾向 |
故障時の対応 | 市販品で代替可能(迅速・安価) | メーカー修理のみ(高額・時間がかかるリスク) |
メンテナンス | 一般的なエアコンクリーニング業者に依頼可能 | メーカー指定の有償メンテナンスが必須の場合が多い |
基礎との連携
ユニバーサルホームの強みは、「地熱床システム」という省エネ効果の高い基礎が標準装備であり、全館空調がその上で稼働することです。
他社でも高気密・高断熱を謳っていますが、地熱を直接的に利用するユニバーサルホームほどの基礎を持っているメーカーは稀です。
この「基礎力」が、最終的なランニングコストや快適性にどう影響するかは、重要な比較ポイントとなります。
換気システムの種類
ユニバーサルホームは「第一種全熱交換型換気」が標準です。
他社の中には、コストの安い「第三種換気」を標準としている場合や、第一種換気がオプション扱いになっている場合があります。
換気システムは空気の質と省エネ性能に直結するため、どのような方式を採用しているか、必ず確認しましょう。
導入コストとオプション
全館空調の本体価格だけでなく、設置工事費やダクト設計費用など、すべてを含んだ総額で比較することが大切です。
また、加湿機能やゾーンコントロール機能などが標準で含まれているのか、それともオプションなのかもメーカーによって異なります。
自分たちの希望する機能を含めた場合の見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。
これらのポイントを踏まえて各社の全館空調を比較すると、ユニバーサルホームのシステムが、特に「導入後の維持管理のしやすさ」と「万が一の際の安心感」、そして「コストパフォーマンス」において、非常にユニークで強力なポジションにあることがわかります。
派手さや最先端の機能性では他社に軍配が上がる部分もあるかもしれませんが、長く安心して使い続けるという視点に立った時の合理性は、大きな魅力と言えるでしょう。
快適な室内環境を実現する仕組み
ユニバーサルホームの全館空調が、なぜ家中どこにいても快適な室内環境を実現できるのか、その仕組みをもう少し詳しく見ていきましょう。
キーワードは「小屋裏」、「ダクト」、「還流」です。
まず、冷暖房の心臓部であるC2空調のエアコン本体は、屋根のすぐ下にある「小屋裏」スペースに設置されます。
ここが空調の司令塔です。
この小屋裏に設置された一台のエアコンが、家全体の空気を一括で管理します。
次に、このエアコンで作られた快適な温度の空気は、太い「ダクト」と呼ばれる管を通って、各部屋の天井や壁に設けられた吹き出し口へと送られます。
このダクトは、天井裏や壁の中など、普段は見えないスペースに効率よく配置されています。
設計段階で、家全体の空気の流れを綿密に計算し、どの部屋にも均等に快適な空気が届くようにダクトの経路が決められます。
これにより、リビングだけでなく、寝室や子供部屋、さらには廊下や洗面所に至るまで、家中のあらゆる場所へ温度ムラのない空気を送り届けることができるのです。
そして、各部屋に送り届けられた空気は、それで終わりではありません。
ここからが快適性を維持するための重要なポイント、「還流」です。
各部屋のドアの下には、アンダーカットと呼ばれるわずかな隙間が設けられています。
部屋に行き渡った空気は、このアンダーカットを通って廊下へと流れ出します。
そして廊下に集まった空気は、家の中心付近に設けられた吸い込み口(リターン口)から、再び小屋裏のエアコン本体へと戻っていきます。
この「小屋裏のエアコン → ダクト → 各部屋の吹き出し口 → 室内 → ドアのアンダーカット → 廊下 → 吸い込み口 → 小屋裏のエアコン」という空気の大きな循環(還流)が、24時間絶えず行われています。
この絶え間ない空気の循環によって、家の中に温度の淀みがなくなり、どこにいてもほぼ同じ快適な室温が保たれるのです。
さらに、この循環の過程で、空気はエアコンのフィルターを通過するため、常にクリーンな状態に保たれます。
また、先述の全熱交換型換気システムによって、新鮮な外気が取り込まれ、汚れた空気が排出されるため、空気は常に清浄です。
ユニバーサルホームの全館空調は、このように緻密に計算された空気の循環ルートを確保することで、家中を快適な温度と清浄な空気で満たす仕組みを構築しているのです。
ユニバーサルホームの全館空調を選ぶべきか
ここまで、ユニバーサルホームの全館空調について、その特徴やメリット、仕組みなどを多角的に解説してきました。
では、最終的に「ユニバーサルホームの全館空調は選ぶべきなのか」という問いに対して、どのような結論が導き出せるでしょうか。
この記事のまとめとして、判断のポイントを整理します。
まず、ユニバーサルホームの全館空調が特に向いているのは、以下のような価値観を持つ方々です。
- 初期費用や将来のメンテナンスコストを抑えたい堅実派の方
- 万が一の故障時に、迅速かつ安価に復旧できる安心感を重視する方
- 家中どこにいても温度差のない、ヒートショックの心配がない健康的な暮らしを求める方
- 各部屋にエアコンを設置したくない、すっきりとしたインテリアを実現したい方
- 地熱床システムとの相乗効果による、高い省エネ性能と快適性に魅力を感じる方
市販のエアコンを熱源に使うという合理的な発想は、長期的な視点でのコストパフォーマンスとリスク管理において、他社のシステムにはない大きなアドバンテージを持っています。
また、標準装備の地熱床システムと組み合わせることで得られる唯一無二の快適性は、ユニバーサルホームならではの大きな魅力です。
一方で、以下のような点を重視する方にとっては、他の選択肢を検討する余地もあるかもしれません。
- 部屋ごとに大幅に温度を変えたいなど、非常に細かい個別空調を求める方
- 最新のAI機能や、より高度な空気清浄機能などを搭載した最先端のシステムを求める方
ユニバーサルホームのシステムは、家全体を均一な環境に保つことを得意としていますが、ゾーンコントロールなどの細かい設定はオプション扱いとなります。
家族間で体感温度が大きく異なる場合などは、その点を考慮する必要があります。
最終的な判断は、それぞれの家族が家づくりにおいて何を最も大切にするか、という価値観によって決まります。
しかし、快適性、経済性、メンテナンス性、そして安心感という、家という資産を長期的に維持していく上で非常に重要な要素を高いレベルでバランスさせているのが、ユニバーサルホームの全館空調であると言えるでしょう。
モデルハウスで実際にその快適さを体感し、担当者から詳しい説明を聞いた上で、自分たちのライフスタイルに合っているかどうかをじっくりと検討することが、後悔のない選択への一番の近道です。
- ユニバーサルホームの全館空調は「まるっと空調」という名称
- 熱源には市販の壁掛けエアコンを使用するC2空調を採用
- 市販品利用のため故障時の交換が迅速かつ安価で安心
- 初期導入費用も専用機システムに比べると比較的抑えられる傾向
- 標準装備の地熱床システムとの連携で高い省エネ性能を発揮
- 地熱利用により冷暖房の負荷が軽減され電気代削減に貢献
- 換気は熱と湿度を回収する第一種全熱交換型システム
- 換気システムにより省エネとカビ対策に効果がある
- 家中の温度差が少なくヒートショックのリスクを軽減
- 各部屋にエアコン室内機が不要でインテリアがすっきりする
- 室内干しの洗濯物が乾きやすいというメリットも評判
- フィルター掃除など日常のメンテナンスは自分で行える
- 小屋裏のエアコンからダクトで各部屋へ空気を送る仕組み
- 家全体の空気を循環させることで快適な環境を維持
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