ダイワハウスの耐震性は本物か?「xevoΣ」の技術と評判を徹底解説

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大きな地震が頻発する日本において、マイホームを検討する際に最も重要視される要素の一つが、建物の耐震性です。

特に、大手ハウスメーカーであるダイワハウスの耐震性については、多くの方が関心を寄せています。

主力商品であるxevoΣ(ジーヴォシグマ)や木造のグランウッドは、どれほどの地震の揺れに耐えられるのか、その構造や採用されている技術にはどのような特徴があるのでしょうか。

また、耐震等級はもちろんのこと、実際の評判や坪単価とのバランス、考えられるデメリットについてもしっかりと把握しておきたいところです。

この記事では、ダイワハウスの耐震性の根幹をなす技術的な側面から、過去の地震での実績、そしてユーザーからの客観的な評価に至るまで、あらゆる角度から徹底的に深掘りしていきます。

建物の強さを支える基礎の仕様や、過酷な実大実験の内容についても触れながら、専門的な情報を分かりやすく解説します。

これから家づくりを始める方が抱えるであろう、ダイワハウスの耐震性に関するあらゆる疑問や不安を解消し、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。

本記事のポイント
  • ダイワハウスが標準仕様で実現する高い耐震等級
  • 主力商品「xevoΣ」に搭載された地震対策技術の詳細
  • 鉄骨造と木造「グランウッド」の構造的な違いと耐震性
  • 建物の安全性を左右する基礎構造の強さ
  • 震度7クラスの揺れを再現した実大実験の概要
  • 実際の地震におけるダイワハウスの建物の評判
  • ダイワハウスの耐震性に関するメリットとデメリット

 

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ダイワハウスの耐震性を支える独自技術

ポイント
  • 耐震等級は最高ランクの3を標準で確保
  • 主力商品xevoΣのエネルギー吸収型耐力壁
  • 鉄骨と木造で選べる構造の選択肢とは
  • 木造住宅グランウッド構法の技術と特徴
  • 建物を支える基礎の強さとその仕様

耐震等級は最高ランクの3を標準で確保

住宅の耐震性能を客観的に示す指標として、「耐震等級」という制度が存在します。

これは、住宅性能表示制度の一部であり、地震に対する建物の強度を3段階で評価するものです。

ダイワハウスでは、この耐震等級において最高ランクである「耐震等級3」を標準仕様として多くの商品で提供しています。

まず、耐震等級の各ランクについて簡単に説明しておきましょう。

耐震等級1は、建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たすレベルです。

具体的には、数百年に一度程度発生する規模の地震(震度6強から7程度)に対して、倒壊・崩壊しない強度を持つことが求められます。

次に耐震等級2は、等級1の1.25倍の地震力に耐えられる強度です。

これは、学校や病院といった避難所に指定される公共建築物と同等のレベルであり、長期優良住宅の認定基準の一つにもなっています。

そして、ダイワハウスが標準とする耐震等級3は、等級1の1.5倍の地震力に対抗できる、最も高い耐震性能を示す等級です。

警察署や消防署など、災害時の復興拠点となる重要な建物に求められるレベルであり、極めて大きな地震が発生しても、建物の損傷を最小限に抑え、住み続けられる可能性が高いことを意味します。

この耐震等級3を標準で確保しているという事実は、ダイワハウスの耐震性に対する強いこだわりと技術力の高さを物語っています。

家は、家族の命と財産を守るための最も重要な場所です。

その場所が、法律で定められた基準を大幅に上回る強度を持っていることは、住む人にとって何物にも代えがたい安心感につながるのではないでしょうか。

もちろん、プランや設計によっては等級が変わる可能性もゼロではありませんが、基本仕様でこの最高等級をクリアしている点は、ハウスメーカーを選ぶ上での大きな判断材料となるはずです。

ダイワハウスの家づくりは、この「安心」という土台の上に成り立っていると言えるでしょう。

主力商品xevoΣのエネルギー吸収型耐力壁

ダイワハウスの耐震性を語る上で、絶対に欠かすことのできない存在が、主力商品である「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」です。

このxevoΣの強靭な構造体の中核を担っているのが、独自の技術である「エネルギー吸収型耐力壁」になります。

この耐力壁は、地震のエネルギーをただ頑丈さだけで受け止めるのではなく、効果的に吸収し、熱エネルギーに変換して放出することで、建物の揺れそのものを大幅に低減させるという画期的な役割を果たします。

従来の耐震構造が、建物を硬くすることで地震に対抗しようとする「剛構造」に近い考え方であるのに対し、このエネルギー吸収型耐力壁は、揺れにしなやかに対応する「柔構造」の発想を取り入れたものと言えるかもしれません。

もう少し具体的に、この壁の仕組みを見ていきましょう。

壁の内部には、「Σ形デバイス」と呼ばれる特殊な装置が組み込まれています。

地震が発生し、建物に力が加わると、このΣ(シグマ)の形をした鋼材のデバイスが、まるでアコーディオンのように伸び縮みすることで変形します。

この変形の過程で、地震の運動エネルギーがデバイスの金属組織内部で摩擦熱に変換され、効率よく吸収・発散されるのです。

この働きにより、建物全体の変形を最大で約8分の1にまで抑制することが可能だとされています。

つまり、大きな地震が来ても、家自体のダメージが少なく、壁紙のひび割れや構造体の損傷といった被害を最小限に食い止めることができるわけです。

さらに、このエネルギー吸収型耐力壁の優れた点は、繰り返す揺れにも強いことです。

一度大きな地震を経験した建物は、目に見えないダメージが蓄積し、その後の余震で倒壊に至るケースが少なくありません。

しかし、xevoΣの耐力壁は、デバイスが元の形状に復元しようとする力を利用するため、繰り返し発生する地震に対しても、その性能を維持し続けることができるのです。

これは、本震だけでなく、何度も続く余震からもしっかりと家族を守ってくれることを意味します。

ダイワハウスの耐震性は、こうした独自の先進技術によって、他のハウスメーカーとは一線を画す高いレベルで実現されていると言えるでしょう。

鉄骨と木造で選べる構造の選択肢とは

ダイワハウスでは、主要な構造体として「軽量鉄骨造」と「木造」の二つの選択肢を用意しており、顧客の要望やライフスタイルに応じて最適な構造を選ぶことが可能です。

それぞれの構造には、耐震性における異なる特徴やメリットがあり、それを理解することは家づくりにおいて非常に重要です。

まず、主力商品であるxevoΣに代表される軽量鉄骨造についてです。

鉄骨構造の最大のメリットは、部材そのものの強度と安定性にあります。

鉄は木材に比べて強度が高く、品質のばらつきが極めて少ない工業製品であるため、設計通りの性能を安定して発揮することができます。

ダイワハウスでは、柱や梁といった主要な構造体に、自動車のボディなどにも使われる高張力鋼材を採用しており、強さと粘り強さを両立させています。

また、鉄骨構造はラーメン構造やブレース構造といった強固な骨組みを形成しやすく、地震の水平方向の力に対して非常に強い抵抗力を持ちます。

前述のエネルギー吸収型耐力壁と組み合わせることで、まさに鬼に金棒とも言える強靭な耐震性能を実現しているのです。

一方で、木造住宅のラインナップとして「GranWood(グランウッド)」シリーズがあります。

木造と聞くと、鉄骨に比べて耐震性が劣るのではないかと考える方もいるかもしれませんが、ダイワハウスの木造住宅は、独自の構法によって鉄骨に引けを取らない高い耐震性を確保しています。

日本の伝統的な木造軸組構法をベースにしながらも、接合部には高強度の金物を使用し、壁には構造用面材を張ることで、建物全体を一体化させるモノコック構造に近い強さを実現しています。

木材ならではの「しなり」が地震のエネルギーを吸収し、建物全体の変形を抑えるという特徴も持っています。

鉄骨造のメリットが「剛性」と「安定性」にあるとすれば、木造のメリットは「柔軟性」と「粘り強さ」にあると言えるでしょう。

どちらの構造を選ぶかは、最終的には個人の好みや価値観によります。

例えば、大開口や広々とした空間設計を重視するなら、柱や壁の制約が少ない鉄骨造が有利です。

一方で、木の温もりや自然素材の質感を大切にしたい、あるいは日本の気候風土に適した家に住みたいと考えるなら、木造が魅力的に映るでしょう。

重要なのは、ダイワハウスではどちらの構造を選んだとしても、最高等級の耐震性が確保されているという点です。

木造住宅グランウッド構法の技術と特徴

ダイワハウスが提供する木造住宅「GranWood(グランウッド)」は、単なる木造建築ではなく、長年の研究と技術開発によって生み出された独自の構法が採用されています。

その耐震性の高さは、日本の伝統的な建築技術と最新のテクノロジーの融合によって実現されているのです。

グランウッド構法の最大の特徴は、「ケヤキGizai」と呼ばれる高品質な国産材を構造体の中心に使用している点にあります。

ケヤキは古くから神社仏閣の柱などに用いられてきた非常に強靭な木材であり、その強度と耐久性は歴史が証明しています。

ダイワハウスでは、このケヤキの中でも特に厳選された部材を、最新の乾燥技術と加工技術を用いて、品質の安定した構造材へと仕上げています。

この強固な柱と梁を、高耐力金物を用いて強固に接合することで、地震の際に力が集中しやすい接合部の強度を飛躍的に高めているのです。

さらに、壁の構造にも特徴があります。

グランウッドでは、「京プレミアム壁」と呼ばれる独自の耐力壁を採用しています。

これは、伝統的な土壁の持つ粘り強さと、現代的な構造用合板の持つ剛性を組み合わせたハイブリッドな壁です。

地震の初期の小さな揺れは壁全体でしっかりと受け止め、大きな揺れに対しては内部の構造がしなやかに変形することでエネルギーを吸収し、建物の倒壊を防ぎます。

加えて、床の構造も見逃せません。

2階の床には「Σ形デバイス・床」が組み込まれており、地震時に床が水平方向に変形しようとする力を吸収し、建物のねじれを防ぎます。

これにより、地震の揺れが建物全体に均等に分散され、特定の箇所にダメージが集中するのを防ぐ効果があります。

これらの技術を組み合わせることで、グランウッドは木造住宅でありながら、軽量鉄骨造のxevoΣと同等の耐震等級3を実現しています。

木の家が持つ温かみや心地よさ、そして調湿性といったメリットを享受しながら、最高レベルの安心感の中で暮らすことができるのです。

ダイワハウスのグランウッドは、日本の風土と暮らしを知り尽くしたハウスメーカーだからこそ実現できた、伝統と革新が共存する木造住宅の新しい形と言えるでしょう。

建物を支える基礎の強さとその仕様

どれほど強固な構造体を持っていても、その建物を支える「基礎」が脆弱であれば、地震の際にその性能を十分に発揮することはできません。

ダイワハウスでは、建物の安全性を根底から支える基礎の設計と施工にも、独自の基準と高い技術力を投入しています。

ダイワハウスが標準的に採用している基礎は、「鉄筋コンクリート布基礎」です。

布基礎とは、建物の柱や壁の下に沿って、逆T字型の鉄筋コンクリートを連続して配置する形式の基礎のことです。

この方式は、建物の荷重を効率よく地盤に伝えることができるため、日本の木造住宅や軽量鉄骨住宅で広く採用されています。

しかし、ダイワハウスの基礎は、単なる布基礎ではありません。

まず、基礎幅が180mmと、一般的な住宅の基準である150mmよりも広く設計されています。

このわずか30mmの違いが、基礎全体の剛性を大幅に向上させ、地震の際に発生する地盤からの衝撃を、より広範囲で受け止めることを可能にします。

また、基礎の高さも地面から500mm以上を確保しており、地面の湿気が床下に上がってくるのを防ぎ、建物の耐久性を高める役割も果たしています。

さらに重要なのが、基礎内部の鉄筋の仕様です。

ダイワハウスでは、直径13mmの異形鉄筋を主筋として使用し、それを200mm以下の間隔で密に配置する「ダブル配筋」を標準としています。

これにより、コンクリートの引っ張り強度を補強し、地震によるひび割れや破壊を防ぎます。

施工品質にも徹底的にこだわっています。

工場で生産された高品質な型枠を使用することで、精度の高い基礎を現場で構築します。

コンクリートの品質管理も厳格に行われ、設計通りの強度が得られるように、打設から養生まで一貫した管理体制が敷かれています。

地盤調査の結果に基づき、必要であれば地盤改良工事を行うことも当然です。

軟弱な地盤であれば、表層改良や柱状改良といった適切な工法を選択し、建物が長期にわたって安定して建ち続けられる地盤を確保します。

このように、ダイワハウスの耐震性は、目に見える構造体だけでなく、その下にある見えない基礎の部分から、一切の妥協なく追求されているのです。

この堅牢な基礎があるからこそ、xevoΣやグランウッドの持つ先進的な耐震技術が、その真価を最大限に発揮できると言えるでしょう。

 

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ダイワハウスの耐震性能に関する客観的な評価

ポイント
  • 震度7クラスを想定した実大実験で安全を実証
  • Σ形デバイスが地震の揺れを効果的に吸収
  • 熊本地震の事例から見る企業の評判と対応
  • 知っておきたい弱点やデメリットはあるか
  • まとめ:ダイワハウスの耐震性は信頼に値するか

震度7クラスを想定した実大実験で安全を実証

住宅の耐震性能を証明する方法として、コンピューター上のシミュレーションや部材単体での強度試験などがありますが、最も信頼性が高いのは、実際に建物を建てて揺らす「実大実験」です。

ダイワハウスは、この実大実験を積極的に行っており、その耐震性能が机上の空論ではなく、現実の巨大地震においても有効であることを科学的に証明しています。

実験は、防災科学技術研究所などの大規模な実験施設で行われます。

ここには、「E-ディフェンス」と呼ばれる世界最大級の三次元振動台があり、過去に日本で発生した大地震の揺れを忠実に再現することが可能です。

ダイワハウスは、この施設にxevoΣの実物大の建物を建設し、阪神・淡路大震災や熊本地震などで観測された、震度7クラスの極めて激しい揺れを加えるという過酷な実験を繰り返しています。

実験の結果は、驚くべきものでした。

震度7の揺れを複数回にわたって加えても、xevoΣの構造体には倒壊や崩壊につながるような大きな損傷は見られませんでした。

これは、エネルギー吸収型耐力壁が設計通りに機能し、地震のエネルギーを効果的に吸収したことを示しています。

実験後の建物の内部を検証すると、壁紙にわずかな亀裂が入る程度の損傷しか確認されず、構造躯体そのものの健全性が保たれていることが確認されました。

この結果は、万が一、震度7の地震に襲われたとしても、ダイワハウスの家に住んでいれば、命が守られるだけでなく、その後の避難生活を余儀なくされることなく、自宅での生活を継続できる可能性が非常に高いことを意味します。

こうした実大実験の映像やデータは、ダイワハウスのウェブサイトや住宅展示場などで公開されており、誰でもその目で確かめることができます。

言葉や数値だけでは伝わりにくい耐震性能の真価を、リアルな映像で確認することで、その信頼性はより一層高まるでしょう。

家づくりは、家族の未来を託す一大プロジェクトです。

そのパートナーとなるハウスメーカーが、これほどまでにコストと時間をかけて安全性を追求し、その性能を公の場で証明しているという事実は、消費者にとって非常に心強い材料となるはずです。

ダイワハウスの耐震性は、こうした科学的根拠に裏付けられた、確かなものなのです。

Σ形デバイスが地震の揺れを効果的に吸収

ダイワハウスの耐震技術の心臓部とも言えるのが、前述した「Σ形デバイス」です。

このデバイスが、どのようにして地震の揺れを効果的に吸収するのか、そのメカニズムをもう少し詳しく見ていくことで、ダイワハウスの耐震性への理解がさらに深まるでしょう。

地震が発生すると、地面が揺れ、そのエネルギーが建物の基礎から構造体へと伝わります。

建物は、そのエネルギーによって変形しようとします。

一般的な耐震構造では、柱や梁、壁などの部材がその変形に耐えることで、建物の倒壊を防ぎます。

しかし、あまりに大きなエネルギーが加わると、部材が耐えきれずに損傷し、最悪の場合は崩壊に至ります。

Σ形デバイスは、このプロセスに全く新しいアプローチをもたらしました。

エネルギー吸収型耐力壁の内部に設置されたこのデバイスは、建物が変形する際に、地震のエネルギーを真っ先に引き受ける役割を担います。

特殊な鋼材で作られたΣの文字の形をした部分が、地震の力に応じて伸びたり縮んだりします。

この鋼材が塑性変形(元の形に戻らない変形)する際に、運動エネルギーが熱エネルギーに変換されるのです。

これは、針金を何度も折り曲げると、その部分が熱くなるのと同じ原理です。

地震という巨大な運動エネルギーを、熱という別の形のエネルギーに変えてしまうことで、建物本体に伝わるダメージを劇的に減少させることができるわけです。

この技術は、いわば地震のエネルギーを「逃がす」技術です。

ガチガチに固めて力に対抗するのではなく、受け流して無力化するという、日本の武道にも通じるような思想が根底にあるのかもしれません。

このΣ形デバイスのもう一つの重要な特徴は、その耐久性です。

一度の大きな変形で性能を失ってしまうのではなく、100万回以上の繰り返し変形にも耐えうる設計となっています。

これは、本震だけでなく、その後に続く無数の余震に対しても、継続して建物を守り続けることができることを意味します。

実際に、先の熊本地震では、震度7の本震の後に、震度6クラスの余震が何度も発生し、多くの建物がその繰り返しの揺れによって倒壊しました。

Σ形デバイスは、こうした現実の地震の脅威を想定して開発された、極めて実践的な技術なのです。

このデバイスの存在こそが、ダイワハウスの耐震性を「耐える」レベルから、「制する」レベルへと引き上げていると言えるでしょう。

熊本地震の事例から見る企業の評判と対応

2016年に発生した熊本地震は、震度7の揺れが2度も観測されるという、前例のない激甚災害でした。

この地震は、現在の建築基準法が施行された後に建てられた新しい住宅にとっても、極めて過酷な試練となりました。

この現実世界で起きた大規模な「実証実験」において、ダイワハウスの建物がどのような性能を発揮したのか、そして企業としてどのような対応を取ったのかは、その評判を測る上で非常に重要な指標となります。

ダイワハウスが公表した調査結果によると、熊本地震の震源地周辺にあった同社の建物(約2,300棟)において、全壊・半壊した建物は一棟もなかったと報告されています。

これは、同社が提供する住宅が、耐震等級3の性能を実際の巨大地震においても問題なく発揮したことを示す、何よりの証拠と言えます。

特に、震度7を記録した益城町にあったxevoΣのオーナーからは、「家の中の被害もほとんどなく、地震後も安心して生活できた」といった声が数多く寄せられたそうです。

この事実は、ダイワハウスの耐震性に対する信頼を大きく高め、その評判を確固たるものにしました。

また、注目すべきは建物そのものの性能だけではありません。

災害発生後の企業の対応も、その評判を大きく左右します。

ダイワハウスは、地震発生後すぐに全社的な対策本部を設置し、オーナーの安否確認と建物の被害状況の調査を迅速に開始しました。

専門の技術者チームを現地に派遣し、一軒一軒の建物を点検して回り、補修が必要な箇所については迅速に対応する体制を整えました。

さらに、被災したオーナーに対して、義援金の提供や仮設住宅の建設支援など、生活再建に向けた多角的なサポートを行いました。

こうした迅速かつ手厚い対応は、多くのオーナーから高く評価され、「建てて終わり」ではなく、建てた後も長期にわたって顧客に寄り添う企業姿勢を示すものとなりました。

家という商品は、購入してから何十年という長い付き合いが続くものです。

万が一の災害時に、その住宅メーカーが本当に頼りになる存在であるかどうかは、非常に重要なポイントです。

熊本地震におけるダイワハウスの実績と対応は、同社が単に頑丈な家を売るだけでなく、そこに住む人々の暮らしと未来を守るという強い責任感を持った企業であることを示しており、その評判の高さを裏付けていると言えるでしょう。

知っておきたい弱点やデメリットはあるか

ここまで、ダイワハウスの耐震性の高さやその技術的な優位性について解説してきましたが、物事には必ず多面的な側面が存在します。

家づくりで後悔しないためには、メリットだけでなく、考えられる弱点やデメリットについても、事前にしっかりと理解しておくことが不可欠です。

まず、最も大きなデメリットとして挙げられるのが、坪単価、つまり建築コストの問題です。

ダイワハウスは、日本のハウスメーカーの中でもトップクラスのブランドであり、その品質や性能に見合った価格設定がされています。

xevoΣのような先進技術を惜しみなく投入した住宅は、当然ながら、ローコスト系のハウスメーカーと比較すると坪単価は高くなる傾向にあります。

最高レベルの耐震性能という安心感を得るためには、それ相応の費用が必要になるという点は、認識しておく必要があるでしょう。

次に、設計の自由度に関する点です。

ダイワハウスの家は、工業化住宅(プレハブ住宅)に分類されます。

これは、工場で生産された高品質な部材を現場で組み立てることで、安定した品質と性能を確保する工法です。

しかし、その反面、完全な自由設計の注文住宅に比べると、間取りやデザインにある程度の制約が生じる場合があります。

特に、耐震性を確保するために必要な耐力壁の配置など、構造上のルールが存在するため、思い描いた通りのプランが100%実現できるとは限りません。

もちろん、その制約の中で最大限の提案をしてくれるのがプロの設計士ですが、建築家と一から作り上げるような家づくりをイメージしている方にとっては、少し物足りなさを感じる可能性はあります。

また、耐震性能そのものに関する弱点というよりは、比較対象との関係性の話になりますが、ダイワハウスの主力はあくまで「耐震構造」です。

地震対策の技術には、他に「免震構造」や「制振構造」といった考え方もあります。

免震構造は、建物と基礎の間に特殊な装置を入れ、地面の揺れを直接建物に伝えないようにする技術で、揺れそのものを大幅に軽減できます。

制振構造は、建物内部にダンパーなどを設置し、揺れのエネルギーを吸収する技術です。

ダイワハウスのエネルギー吸収型耐力壁は制振構造に近いですが、家全体の揺れをゼロにする免震構造とは根本的に思想が異なります。

どちらが優れているという単純な話ではありませんが、こうした異なるアプローチの技術が存在することも知った上で、自分たちの価値観に合ったものを選ぶ視点が大切です。

これらの点を総合的に理解し、自分たちの予算や家づくりに求める優先順位と照らし合わせることで、ダイワハウスが本当に最適な選択肢なのかどうかを、冷静に判断することができるはずです。

まとめ:ダイワハウスの耐震性能は信頼に値するか

これまで、ダイワハウスの耐震性について、その技術的な背景から客観的な評価、そして考えられるデメリットまで、多角的に掘り下げてきました。

これらの情報を総合すると、「ダイワハウスの耐震性は信頼に値するか」という問いに対しては、明確に「信頼に値する」と結論付けることができるでしょう。

その最大の理由は、耐震等級3という最高ランクの性能を標準仕様としている点です。

これは、法律が求める基準を1.5倍も上回る強度であり、災害時の拠点となる消防署などと同レベルの安全性を、すべての住宅で提供しようという企業の強い意志の表れです。

そして、その高い耐震性能を支えているのが、「xevoΣ」に搭載された「エネルギー吸収型耐力壁」や「Σ形デバイス」といった、長年の研究開発によって生み出された独自の先進技術です。

これらの技術は、ただ建物を頑丈にするだけでなく、地震のエネルギーを巧みに吸収し、建物へのダメージを最小限に抑えるという、一歩進んだ思想に基づいています。

理論上の性能だけでなく、防災科学技術研究所における実大実験や、熊本地震という現実の巨大地震においても、その性能が実証されている点は、何よりも説得力のある事実です。

特に、熊本地震で全壊・半壊ゼロという実績は、これから家を建てる人々にとって、計り知れない安心感を与えるものでしょう。

もちろん、坪単価の高さや設計上の制約といったデメリットも存在しますが、それらは最高レベルの安全性を手に入れるためのトレードオフと考えることもできます。

家族の命と財産を末永く守り続けるという、家の最も根源的な役割を考えたとき、ダイワハウスの耐震性への投資は、決して高くはないのかもしれません。

最終的な判断は、それぞれの価値観や予算によって異なります。

しかし、少なくとも「耐震性」という評価軸において、ダイワハウスが日本の住宅業界のトップランナーであることは間違いない事実です。

この記事で得た知識をもとに、ぜひ一度、住宅展示場に足を運び、その構造や技術について、ご自身の目で確かめてみることをお勧めします。

この記事のまとめ
  • ダイワハウスの耐震性は最高等級の3を標準仕様で確保
  • 主力商品xevoΣは独自のエネルギー吸収型耐力壁を搭載
  • Σ形デバイスが地震の揺れを熱エネルギーに変換し吸収
  • 鉄骨造と木造グランウッドの2つの構造から選択可能
  • 鉄骨造は強度と安定性に優れ大空間設計が得意
  • 木造グランウッドは国産材と独自構法で高い耐震性を実現
  • 基礎は一般的な基準を上回る幅広・高耐久仕様
  • 震度7クラスの揺れを再現した実大実験で安全性を証明済み
  • 繰り返す揺れにも性能が低下しにくい構造を持つ
  • 熊本地震では全壊・半壊ゼロという高い実績を誇る
  • 災害後の迅速で手厚いオーナーサポートも評判が高い
  • デメリットは坪単価の高さと設計の制約が挙げられる
  • 耐震性は極めて高いが免震構造とは異なるアプローチ
  • 技術力と実績に裏付けられた信頼性の高い耐震性能を持つ
  • 総合的に見てダイワハウスの耐震性は非常に信頼できるレベルにある

 

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