富士住建の「完全フル装備の家」とは？価格や評判などを徹底解説

マイホームの購入は、人生で最も大きな買い物の一つと言えるでしょう。

数あるハウスメーカーの中から、どこを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

特に、富士住建の完全フル装備の家というコンセプトは、多くの人の関心を集めています。

この記事では、富士住建の完全フル装備の家に関心を持つあなたが抱くであろう、価格や坪単価、標準装備の具体的な内容、そして実際に建てた人からの評判といった疑問に答えていきます。

また、後悔しない家づくりのために、考えられるデメリットや注意すべきオプション、さらには値引きの可能性についても深く掘り下げて解説します。

高品質なシステムキッチンや広々としたお風呂、標準で備わる太陽光発電など、魅力的な要素が多い一方で、本当に自分たちのライフスタイルに合っているのか、慎重に検討する必要があります。

この記事を通じて、富士住建の完全フル装備の家があなたの理想の住まいとなり得るのか、多角的な視点から判断するための材料を提供します。

 

 

 

富士住建の完全フル装備の家が持つ魅力と特徴

100項目以上にも及ぶ充実の標準装備

富士住建の最大の魅力は、何と言ってもその名の通り「完全フル装備」である点です。

一般的な注文住宅では、基本的な構造躯体以外の多くがオプション扱いとなり、一つひとつ選んでいくうちに見積もり金額が膨れ上がってしまうケースが少なくありません。

しかし、富士住建の完全フル装備の家では、新生活をすぐにスタートできるほどの充実した設備が100項目以上も標準で含まれているのです。

これには、カーテンやLED照明、エアコンといった生活必需品から、防犯性を高める設備まで含まれており、入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能となります。

他社ではオプション扱いになることが多い高品質な設備が標準で付いてくるため、コストパフォーマンスが非常に高いと言えるでしょう。

例えば、食器洗い乾燥機付きのシステムキッチンや、浴室暖房乾燥機付きのシステムバス、さらには太陽光発電システムまでが標準仕様に含まれているのは驚きです。

このように、追加費用を気にすることなく、質の高い設備を備えた住まいを実現できることが、多くの施主から支持される理由の一つとなっています。

ただし、これらの標準装備が自身のライフスタイルに不要な場合でも、それを外して値引きを受けることは基本的にできないため、その点は理解しておく必要があります。

標準装備の主な内容

具体的にどのような設備が含まれているのか、その一部を下記の表にまとめました。

これらの設備は、いずれも国内の一流メーカー品から選ぶことができ、品質の高さも担保されています。

家づくりの過程で、多くの選択肢に頭を悩ませることなく、質の高い住まいを手に入れられるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

気になる価格と坪単価の目安は

「完全フル装備」と聞くと、価格が非常に高いのではないかと懸念される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、富士住建は徹底したコスト削減努力により、高品質な住宅を適正価格で提供しています。

具体的な坪単価は、おおよそ50万円台から65万円程度が目安とされています。

この価格帯には、先述した100項目以上の標準装備が含まれているため、最終的な総額が分かりやすく、予算計画を立てやすいという利点があります。

一般的なハウスメーカーでは、坪単価40万円台と謳っていても、オプションを追加していくと最終的に坪単価70万円を超えてしまうことも珍しくありません。

富士住建の場合、最初からフル装備の状態での価格が提示されるため、後から追加費用が大きく膨らむ心配が少ないのが特徴です。

もちろん、建物の大きさや形状、選択する仕様によって最終的な価格は変動します。

例えば、35坪の家を建てる場合、単純計算で1,750万円から2,275万円程度が本体価格の目安となりますが、これに加えて付帯工事費や諸経費が必要になります。

付帯工事費とは、地盤改良工事、外構工事、給排水工事など、建物の本体以外にかかる費用のことです。

これらの費用は土地の状況によって大きく変動するため、総額を把握するためには、必ず詳細な見積もりを取得することが重要です。富士住建では、これらの費用も含めた総額での資金計画をサポートしてくれるため、安心して相談することができます。

グレードの高いシステムキッチン

富士住建の完全フル装備の家の中でも、特に施主からの評価が高いのがシステムキッチンです。

標準仕様で、国内の有名メーカー（TOTO、LIXIL、タカラスタンダード、クリナップなど）のハイグレードなモデルから選択することが可能です。

通常であればオプションとなるような、食器洗い乾燥機や浄水器一体型水栓、お手入れが簡単なレンジフードなどが標準で搭載されています。

さらに、収納力抜群のカップボードも標準で付いてくるため、キッチンスペースをすっきりと保つことができます。

天板には、熱や傷に強い人造大理石やセラミックトップを選ぶこともでき、デザイン性だけでなく、日々の使い勝手にもこだわったキッチンを実現できます。

これだけの設備が標準で含まれているため、料理が好きな方や、家族とのコミュニケーションを大切にしたい方にとって、非常に魅力的なポイントとなるでしょう。

キッチンのレイアウトも、対面式のアイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど、ライフスタイルに合わせて自由に設計することが可能です。

ショールームでは、実際に各メーカーのキッチンを見比べ、触れることができるため、自分たちの理想に合ったキッチンをじっくりと選ぶことができます。

富士住建で家を建てた多くの人が、このキッチンの充実度を満足度の高いポイントとして挙げています。

毎日使う場所だからこそ、妥協なく選べるというのは、家づくりにおいて非常に重要な要素と言えるでしょう。

1.5坪の広々としたお風呂

一日の疲れを癒すバスルームは、家の中でも特にリラックスできる空間であってほしいものです。

富士住建の完全フル装備の家では、標準で1.5坪という広々としたシステムバスが採用されています。

一般的な戸建て住宅の浴室が1坪（畳2枚分）であるのに対し、1.5坪（畳3枚分）の広さがあるため、洗い場も浴槽もゆったりとしており、親子で一緒に入っても窮屈さを感じません。

この広々とした空間は、日々のバスタイムをより快適なものにしてくれるでしょう。

設備面でも、浴室暖房乾燥機やジェットバス機能が標準で搭載されているなど、非常に充実しています。

梅雨の時期や冬場の洗濯物の乾燥に便利な浴室暖房乾燥機は、共働き世帯にとっても嬉しい設備です。

また、ジェットバス機能を使えば、自宅で手軽にスパ気分を味わうことができ、心身ともにリフレッシュできます。

キッチン同様、バスルームも国内の一流メーカーの製品から選ぶことができ、デザイン性や清掃性にも優れています。

ただし、この1.5坪という広さが、一部の施主にとっては「広すぎる」と感じられることもあるようです。

特に、掃除の手間や水道光熱費を気にされる方にとっては、デメリットと感じる可能性があります。

この1.5坪仕様は変更することができず、狭くして費用を抑えるといった対応はできないため、この点は事前に理解しておく必要があります。

標準で付いてくる太陽光発電システム

近年の電気代高騰や環境意識の高まりから、住宅用太陽光発電システムの需要は増加しています。

多くのハウスメーカーでは高額なオプションとして設定されている太陽光発電システムが、富士住建の完全フル装備の家では標準で搭載されています。

これは、富士住建が掲げるコストパフォーマンスの高さと先進性を象徴する設備の一つと言えるでしょう。

標準で搭載されるシステムの容量も、一般的な家庭の消費電力を賄うのに十分なレベルであり、日中の電気代を大幅に削減することが期待できます。

発電して余った電力は電力会社に売電することも可能で、家計にとっては大きなメリットとなります。

初期投資ゼロで太陽光発電システムを導入できる点は、将来的な光熱費の削減を考える上で非常に魅力的です。

また、災害などによる停電時にも、太陽光が当たっていれば発電した電気を使用することができるため、防災の観点からも安心感があります。

もちろん、設置する屋根の大きさや方角、日照条件によって発電量は変動します。

富士住建では、建築予定地の条件を考慮した上で、最適な設置プランを提案してくれます。

メンテナンスや保証制度についても充実しており、長期間にわたって安心して使用することができます。

環境に優しく、経済的なメリットも大きい太陽光発電システムが標準装備であることは、富士住建の完全フル装備の家を選ぶ大きな決め手の一つとなり得ます。

実際に建てた人のリアルな評判

ハウスメーカーを選ぶ上で、実際に家を建てた人の声、つまり評判や口コミは非常に重要な判断材料となります。

富士住建の完全フル装備の家に対する評判は、やはりそのコストパフォーマンスの高さに集中しています。

良い評判・口コミ

良い評判として最も多く聞かれるのは、「標準装備が豪華で、追加費用がほとんどかからなかった」という声です。

「提示された金額のままで、想像以上にグレードの高い家が建った」「キッチンやお風呂の設備が素晴らしく、毎日快適に過ごせている」といった満足度の高い口コミが多数見受けられます。

特に、家づくりの打ち合わせでありがちな「オプションの追加で予算オーバー」という心配が少ない点が、多くの施主から評価されています。

また、「営業担当者がしつこくなく、自分たちのペースで家づくりを進められた」「ショールームでの説明が分かりやすく、実物を見ながら選べたのが良かった」など、スタッフの対応に関する好意的な意見も多いです。広告宣伝費を抑えている分、誠実な営業スタイルが顧客の信頼を得ているようです。

悪い評判・口コミ

一方で、悪い評判が全くないわけではありません。

「標準装備を外しても値引きがないため、不要な設備にもお金を払っている感覚になる」という意見は、デメリットとしてよく挙げられます。

また、「デザインの自由度が低い」「どの家も似たような外観になりがち」といった、こだわりを強く持ちたい人からの不満の声も見られます。

他にも、「対応エリアが関東1都6県に限られているのが残念」「担当者の知識や提案力に差がある」といった指摘もあります。

これらのリアルな評判を総合的に判断し、自分たちの価値観や家づくりに求めるものと合致しているかを見極めることが大切です。メリットとデメリットの両方を理解した上で検討を進めましょう。

 

 

 

富士住建の完全フル装備の家で後悔しないための注意点

知っておきたいデメリットはあるか

多くの魅力を持つ富士住建の完全フル装備の家ですが、契約後に後悔しないためには、いくつかのデメリットや注意点を事前に理解しておくことが不可欠です。

メリットだけに目を向けるのではなく、自分たちにとって許容できるデメリットかどうかを冷静に判断しましょう。

最大のデメリットとしてよく挙げられるのが、標準装備の仕様に関する柔軟性の低さです。

例えば、「1.5坪のお風呂は広すぎるので1坪にしてコストを下げたい」「太陽光発電は必要ないから外してほしい」といった要望には応えられません。

標準装備をグレードダウンしたり、不要な設備を外したりしても、その分の値引きは基本的にありません。

これは、大量一括仕入れによってコストを下げているビジネスモデルに起因します。そのため、設備に強いこだわりがなく、「お任せで良いものを安く」と考える人には最適ですが、細部まで自分たちの思い通りにカスタマイズしたい人にとっては、不満が残る可能性があります。

また、建築対応エリアが関東の1都6県（東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県）に限られている点も、人によっては大きなデメリットとなります。

デザイン面においても、標準仕様の選択肢が豊富な一方で、外観や内装のデザインが画一的になりやすいという声もあります。「富士住建の家だ」と一目で分かりやすいという特徴は、個性を重視する人にとってはマイナスポイントかもしれません。

さらに、モデルハウスを保有しておらず、基本的にショールームでの確認となるため、実際の家のスケール感や雰囲気を掴みにくいと感じる人もいるようです。

追加で発生するオプション費用

富士住建の完全フル装備の家は、その名の通り、ほとんどの設備が標準仕様に含まれているため、オプション費用が大きく膨らむことは少ないとされています。

しかし、「オプションが全くない」というわけではありません。

標準仕様から外れる、よりグレードの高い設備を選んだり、特殊な仕様を希望したりする場合には、当然ながら追加のオプション費用が発生します。

例えば、以下のようなケースではオプション扱いとなる可能性があります。

特に注意したいのは、標準仕様から少しでも外れると、その費用が割高になる傾向があるという点です。

富士住建は、標準仕様の設備を大量に仕入れることでコストを抑えているため、個別に取り寄せるオプション品は、市場価格よりも高めに設定されることがあります。

例えば、施主が自分で探してきた設備（施主支給）を取り付けたいと思っても、基本的には受け付けていないか、受け付けてもらえても取り付け費用が別途高額になるケースが多いようです。

そのため、打ち合わせの際には、どこまでが標準で、どこからがオプションになるのかを明確に確認することが重要です。

「これも標準だと思っていた」という認識のズレが、後々のトラブルや後悔につながります。

最初に「オプションとして追加したいものリスト」を作成し、その費用をあらかじめ見積もりに含めてもらうと、資金計画がより正確になります。

本体価格からの値引きは可能か

家を建てる際、多くの人が期待するのが「値引き交渉」ではないでしょうか。

しかし、富士住建においては、この値引き交渉は基本的に通用しないと考えておくべきです。

富士住建は公式に「値引きをしない」方針を掲げています。

これは、最初から駆け引きのない「正直価格」を提示することで、顧客との信頼関係を築くという考え方に基づいています。

モデルハウスを持たず、大々的な広告宣伝も行わないことで削減した経費を、建物の価格に反映させています。

そのため、提示される見積もりは、すでに企業努力によって最大限コストを切り詰めた価格となっているのです。

値引きがないことは一見デメリットに思えるかもしれませんが、顧客によって価格が違うという不公平感がないというメリットにもなります。

交渉が苦手な人にとっては、余計な駆け引きをする必要がなく、安心して話を進められるでしょう。

社員割引すら存在しないという徹底ぶりで、誰に対しても公平な価格を提示する姿勢は、企業の誠実さの表れと捉えることもできます。

したがって、富士住建でコストを抑えたいと考えるのであれば、値引き交渉に期待するのではなく、いかに標準仕様の中で満足のいく家を建てるか、あるいはオプション費用を最小限に抑えるか、という点に注力するのが賢明です。

どうしても予算が合わない場合は、建物の坪数を調整するなどの根本的な計画の見直しが必要になるでしょう。

値引きありきの予算計画を立てていると、富士住建での家づくりは難しいかもしれません。

家づくりで後悔しやすいポイント

富士住建に限らず、注文住宅の家づくりでは、後から「こうすればよかった」と後悔するポイントがいくつか出てくるものです。

事前にこれらのポイントを把握しておくことで、失敗のリスクを減らすことができます。

最も多い後悔の一つが、「間取り」に関するものです。

特に、コンセントの位置や数、収納の量と場所は、生活を始めてから不便を感じやすい部分です。

図面上では完璧だと思っても、実際の生活動線や家具の配置を具体的にシミュレーションしてみると、問題点が見えてくることがあります。

例えば、「掃除機をかけるのに、ここにコンセントがあれば便利だった」「季節ものの家電をしまうスペースが足りない」といった後悔です。

富士住建は自由設計なので、間取りの工夫は可能です。

設計段階で、現在の暮らしだけでなく、将来の家族構成の変化も見据えて、収納計画やコンセント計画を綿密に行うことが重要です。

次に、周辺環境の確認不足も後悔につながります。

「隣の家の窓と位置が近く、視線が気になる」「日当たりが良いと思っていたが、冬は向かいの建物の影になってしまう」といった問題です。

土地を決める際には、曜日や時間帯を変えて何度も現地を訪れ、日当たりや風通し、騒音、近隣の状況などをしっかり確認することが大切です。

富士住建の「完全フル装備」に関連する後悔としては、「自分たちのライフスタイルに合わない設備があった」という点も挙げられます。

例えば、あまり湯船に浸からない家庭にとって、広すぎるお風呂は掃除が大変なだけの空間になってしまうかもしれません。

標準装備の豪華さに惹かれて契約したものの、実際に使わない設備が多かったという声もあります。

自分たちの暮らしにとって本当に必要なものは何かを冷静に見極める視点が、後悔しない家づくりには不可欠です。

理想を叶える富士住建の完全フル装備の家での家づくり

ここまで、富士住建の完全フル装備の家について、その魅力と注意点を多角的に解説してきました。

結論として、富士住建の家は、特定のニーズを持つ人にとって、非常にコストパフォーマンスが高く、満足のいく選択肢となり得ます。

特に、「住宅設備に強いこだわりはないが、グレードの高いものを手頃な価格で手に入れたい」「オプション選びに時間をかけず、分かりやすい価格で家づくりを進めたい」と考える方には最適なハウスメーカーと言えるでしょう。

一方で、細部に至るまで自分たちのオリジナリティを追求したい方や、標準仕様に不要なものが多いと感じる方にとっては、他の選択肢を検討する方が良いかもしれません。

大切なのは、ハウスメーカーのコンセプトと自分たちの価値観が一致しているかどうかです。

富士住建の完全フル装備の家という素晴らしいパッケージを最大限に活かすためには、そのメリットとデメリットを深く理解し、自分たちの理想の暮らしと照らし合わせることが重要になります。

この記事で得た知識をもとに、ショールームに足を運び、ご自身の目で確かめ、納得のいく家づくりを進めてください。